メモの習慣で認知症を予防

誰しも、高齢になれば不安になるのが物忘れです。物忘れが多いと、自分自身の認知機能に不安が出てきて、ついにはうつ病などを併発しかねないというのは、先にもご紹介した通りです。

こうした事態を避けるためにも、日頃から導入してほしいのがメモを取る習慣です。やや物忘れが多くなってしまっても、メモを取る習慣があれば忘れていたことを思い出せるので、ぐっと不安は減ります。

私自身、何か予定が入ったときや、忘れてはならない事柄があるときはすぐに手帳にメモします。「記憶力には自信がある」という方であっても、メモを取る習慣を持つのは決して悪いことではありません。

記憶力がよい方であっても、ちょっとした物忘れはよく起こるもの。日常生活の些細な出来事が思い出せないと、ついイライラしてしまいます。自分が覚えておきたいことをメモに取るという行為は、新しいことを覚える脳の機能を強化する役割も果たします。

なぜ高齢者はセクシーサイトや映像を見るべきなのか…東大卒医師「性的な関心が強い人ほど健康寿命が延びるようにも」_2

若い異性との接点をつくろう

意欲を保ち続ける上で大切なのが、男性ホルモンの存在です。

男性ホルモンは、男性のみならず、女性にも分泌されるホルモンです。男性ホルモンが多い人ほど、様々なことへの意欲が高まる傾向にあります。男性の場合は年齢とともに男性ホルモンは低下していきますが、女性の場合は、閉経後に男性ホルモンが増えていきます。

女性のほうが高齢になった際、アクティブに旅行に行ったり、イベントに出かけたりするのは、男性ホルモンの働きがあるからだと考えられています。

男性ホルモンを高めるのに、最も手っ取り早いのが性的な関心です。

日本は性的な関心を年配の人があらわにすると「下品だ」「年甲斐もなく」「もう年なのに恥ずかしい」などと言われがちですが、決してそう思う必要はありません。

たとえば、男性ならば、スナックやキャバクラなど若い女性に接客してもらえるお店に行って会話をするだけでも、男性ホルモンは増えます。

女性の場合も、ホストクラブに行ったり、アイドルやアーティストなど芸能人の追っかけをしたり。あるいは、イケメンの店員さんがいるスポーツクラブやお店などに行くだけでも、男性ホルモンが増え意欲が高まりますし、女性ホルモンも増えて肌つやがよくなります。

セクシーなサイトや映像などを見るのもいいでしょう。

性的な気持ちを持つことは、決して悪いことではありません。意欲という面では、性的な関心が強い人ほど健康寿命が延びるようにも思います。