WBC中継には7、8回の映り込みに成功
日本中が熱狂の渦に巻き込まれた第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。その結果を報じるニュース番組の中継映像に、大胆に何度も映り込む男の姿が! これには一部ネット民も騒然。
「増井孝充、55才。人生まだ始まったばかり! 今日はこんな僕を取材してくれてありがとうございます!」
そう元気いっぱいに挨拶する増井孝充さんは人呼んで“映り込み師”。3月6日の侍ジャパン壮行試合終了後、「News23」(TBS系)に映り込んだことを皮切りに、10日の韓国戦後の「報道ステーション」、23日の決勝戦の翌日の「モーニングショー」(ともにテレビ朝日系)、選手が凱旋帰国した26日の「サンデージャポン」(TBS系)とWBC関連の中継に次々と“出演”。
何も知らない視聴者から「放送事故男」なんて不名誉なあだ名すらつけられた。増井さんにその話を向けると、興奮気味に本人なりのWBC奮戦記を振り返る。
「今回のWBCはかなり上手く映り込めました! キャスターさんの後ろにこそっと忍び込んだり、テレビ局のカメラがどこを映すのか予測して動けたので全部で7、8回は映り込めたんですよ。Twitterに『このオジサンは誰なんだ』ってカキコミも多くて、この活動を続けてきた中で一番手ごたえがありましたね(笑)」
そう、彼が映り込みに執念を燃やし始めたのは今回のWBCからではない。
「初めて全国区のテレビに映り込めたのは、毎年1月5日に築地市場で行なわれる初競りで、大間のマグロを落札した、すしざんまいの(木村清)社長のインタビューです。もう5、6年前になりますね。
影に隠れてちょこっとしか映れなかったんですけど、夕方のニュースで取り上げられたときは、思わずガッツポーズしてしまいました。会ったこともない誰かが、僕のことを見てくれたかと思うと、背筋がゾクゾクするほど嬉しかったです」