コンプレックスが武器になる
――それは見てみたいです。今日は、実際にダンスを経験されてきた方の作品は強度が違うとしみじみ感じました。
珈琲 僕はコンプレックスが強いので、それが強みになったというのもあると思います。
――ちなみにコンプレックスは今もありますか? それともだんだん飼いならせていくものでしょうか?
珈琲 吃音とかはもうなくなったので、なくなりましたね。ダンスに対してのコンプレックスもこの作品で消化されて、それと同時に僕自身もダンスが少しうまくなったので、やっぱりコンプレックスは昇華していくことが大事だなと思います。
取材・文/山脇麻生 撮影/名越啓介