新しい変化はまず訪れない40歳だからこそ、自らアクションを

答えはシンプルです。ブラッドは「具体的に動いた」。心にブレーキをかけずにとりあえず動きました。トロイと小旅行に出かけ、色々な人に会ったことで、ありのままの自分と向き合うことに成功し、ミッドライフクライシスから脱したのです。

他人は常に自分を映し出す鏡です。

日常の人間関係だと気づけませんが、非日常の〝鏡〟の前に立つと「あるがままの私」が映し出されます。

ブラッドはトロイの友人たちと出会い、飲み明かし、虚勢をはって嫌われ、「社会的評価という曇りガラス越しに人を見ている自分」を鏡にみました。一方で、成功した大学の親友たちに連絡をし、実際に会い、完全無敵のスーパースターに見えた友人たちの「負」の側面を知り、反面教師的に自分の信念を思い出します。

そして、映画の最後に息子のトロイがブラッドに言った言葉さえあれば、「人生思い通りにならなかったけど、結構おもしろかった」と笑うことができる(なんと言ったかはネタバレになるのでここでは書きません)。他人との比較で生まれる嫉妬心は、心にするどい痛みをもたらしますが、具体的に動けば、「何か」が変わるのです。

47.2歳が人生で“一番不幸”と感じる年齢。自分の可能性は消え、増える「息子介護」…超高齢化社会に生きる40代に訪れる“ミッドライフクライシス”とは_2

人生には放っておいても勝手に起こる出来事と、自分から仕掛けて起こる出来事があります。新しい変化はまず訪れない40歳だからこそ、自分からアクションを起こし、自分が仕掛けた出来事でジタバタしてください。