ジジ活により収入は約2倍に
「Tさんと知り合ったのは、年齢層が高めの方をターゲットとした交際クラブです。2年前にクラブから紹介されて出会った後、月に2回程度お会いするお付き合いを続けています」
そう話すのはN子さん(45歳)だ。
N子さんは2人の子供がいるシングルマザーで、普段は週2〜3回介護士として勤務しており、その他の日に“ジジ活”をしている。外見は白衣が似合いそうな清楚な美熟女だ。
N子さんがお付き合いをしている男性はTさんのほかに4人おり、“ジジ活”による収入は1か月で20万円弱。現在の月収は、フルタイムで介護の仕事をしていた時の約2倍になった。
「Tさんは、元々自営業をされていて、副業の不動産投資で富を得たようです。今は家賃収入と年金で生活をしています。現在79歳なのですが、3年前に奥様を急な病気で亡くされたとのことで、寂しくて寂しくてたまらなくて交際クラブに入ったそうです。お金を介した関係であっても、ちょっとでも自分のことを好きだと思ってくれる関係がほしいのだと言っていました」
レストランや居酒屋で食事をした後にホテルへ行くのが基本的な流れ。食事だけの時は1万円、ホテルに行った場合は3万円とTさんから受け取る金額もだいたい決まっている。
お酒が入ると転びやすくなるなどの危険があるため、そういう日は食事だけで帰るというのが暗黙の了解だ。
「ホテルに行く時は私がシャワーを浴びている間に、そっとお札がバッグの近くに置かれているという感じで、渡し方もスマートです」
2人はデートをしている時などに、「どうして自分と付き合っているのか?」「お互いにどんなところが好きなのか?」などと語り合うことがしばしばあるそうだ。
「Tさんは私に対し、『君はいろんな仕事をしてきて生活力があってたくましいね』『人として面白いし、話も弾む。この歳になっても吸収することがたくさんあるよ』などとよく言ってくれるんです。
私はそういう柔軟なところが素敵だなと思っているので、『人として尊敬できるところがたくさんあるので、大好きですよ』『体を鍛えたりして、いつも頑張っているので男性として魅力的です』などと伝えたりしています。
ご自分が男性としてだけでなく、人としても好かれていることがわかるのがうれしいみたいです」