目指す場所は常に認識していたい
――「諦めないのがオレたちの魔法だ」というキャッチコピーがありますが、おふたりが諦めそうになったとき、強い心を持つために心掛けていることはありますか。
島﨑 目標の明確化ですね。自分が何をしたいのか、何を欲しているのかさえ見えていれば、今やっていることは、実は関係なかったなということもあるんですよね。この目標なら別の道ややり方もあるなとか。
アスタとユノの場合も、魔法帝になりたいという思いはあるけど、偉くなりたいだけではなくて、みんなを笑顔にしたい、助けたい、幸せにしたいとか、いろんな思いがあります。魔法帝になることが目標だったとしても、それだけではなくて、魔法帝になりたいならどうすればいいのか、ということを明確化して自分の中で言語化していけば、できることも増えるかなとは思うんですよね。
梶原 僕もそう思います。折れそうになるときほど、自分が今何をしたかったのか考えるんです。それでもすぐ折れそうになるんですけど(笑)。
落ち込むこともたくさんあるんですが、そのたびに人の話を聞いたり、同期の友達とご飯を食べて、何か刺激をもらってやっぱり頑張らなきゃと思ったり。人から貰うエネルギーがたくさんあります。
改めて「俺が目指したい場所はここだよな」っていうのを再確認して、もう一度頑張る。なりたいものがあるから、そのために何ができるか、何をするべきなのかを少しずつ道筋を立てて進むようにはしています。
――『ブラッククローバー』といえば「心震わす魔法バトルアクション」です。おふたりが最近、心を震わせたのはどのようなできごとですか?
梶原 映画を見るのが好きなので、寝る前に毎日1本ずつくらい見るようにしています。
最近はラブロマンス系にハマっているんですけど、すごく泣けて、心は動かされていますね。芝居の勉強にもなります。
島﨑 現場で先輩の芝居を見て心が震えることが圧倒的に多いですね。完成品を見たときもなんですけど、コロナ禍で一緒に録れなかったりする中で、何とか一緒に録れるように段取りを組んでいただいた収録のとき、生で聞ける演技や、ひとつひとつの所作に毎回、心動かされますね。すごいなと思わされます。