夏場は2週間に1度、フィルター掃除がマスト!

今回、話を聞いたのは、オリコン顧客満足度調査のハウスクリーニング部門で、4年連続1位を受賞し、全国に店舗展開をしている「おそうじ革命」のキレイクルー・安藤淳史氏。

「エアコン用カビ取りスプレーは逆に汚れが溜まるだけ!」「室外機も水で丸洗いすべき」 電気代節約にも! 自分でできるエアコン掃除の新常識【掃除のプロ直伝】_1
「おそうじ革命」埼玉飯能店責任者・安藤淳史氏
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「自分ですべきエアコンの手入れは、ずばりフィルターの掃除」(安藤氏、以下同)だという。そこにはこんな理由が。

「エアコンは室内機で部屋の空気を吸い込み、室外機を通して、冷たい風や温かい風を室内に送っています。フィルターは、空気が室内機に吸い込まれる時の入り口。ここが汚れていると、空気を吸い込みづらくなり、燃費がとても悪くなってしまいます」

電気代が高騰している昨今、節約にもなるならぜひ試したい。さっそく掃除の手順を教えてください!

「まず、エアコンの蓋を開けると、網目状のフィルターが入っているので、これを取り出します。このフィルターに埃や汚れが溜まっているので、表側からある程度の埃と汚れを掃除機で吸い取り、残りは毛先がやわらかいブラシで優しく拭き取ります」

「エアコン用カビ取りスプレーは逆に汚れが溜まるだけ!」「室外機も水で丸洗いすべき」 電気代節約にも! 自分でできるエアコン掃除の新常識【掃除のプロ直伝】_2
エアコン内部の様子
「エアコン用カビ取りスプレーは逆に汚れが溜まるだけ!」「室外機も水で丸洗いすべき」 電気代節約にも! 自分でできるエアコン掃除の新常識【掃除のプロ直伝】_3
フィルターは簡単に取り外すことができる

「水洗いもOKなので、裏側から水をかけてあげるとよりキレイになりますよ。水洗いをしたあとは陰干しでよく乾かしてください。濡れたままの使用はエアコン故障の原因となります」

また、「キッチンの近くやリビングに設置していると、油汚れもフィルターにつきやすい」とのこと。そのような取れにくい汚れはどうすればいいのだろうか?

「市販の中性洗剤などを使うのもよいでしょう。カビが生えている場合は、カビキラーなどの使用も可能です。ただし、フィルターの網目は破れやすいので、強い力はNG。格子状のそれぞれのブロックの中心から円を描くように優しくこすってください」

「エアコン用カビ取りスプレーは逆に汚れが溜まるだけ!」「室外機も水で丸洗いすべき」 電気代節約にも! 自分でできるエアコン掃除の新常識【掃除のプロ直伝】_4

では、どれくらいの頻度でそうじをすべきなのか。

「埃や汚れはエアコン内部のカビの原因にもなります。夏場なら2週間に1回、冬場は1ヵ月に1回が目安です。冬場の方が少なくていいのは暖房機能によりエアコン内が乾燥しているので、カビが生えにくいからです」

シーズン毎ではなく、使用期間中にも定期的な掃除が必要というのは、耳が痛い情報でもある。