渋谷のハロウィンと変わらない…
昨年のまつり再開時には新型コロナウイルスの感染防止の対策もあり、会場での酒の販売は禁止。路上での飲酒も厳しく取り締まっていた。
それでも渋谷のハロウィンのように老若男女、いたるところで酒は飲まれているという。以下は浜松市・観光プロモーション課の話だ。
「まつりやイベントへの参加者の方は飲酒禁止です。今回は4年ぶりに御殿屋台引き回しも復活と、やっと通常に近い状態での開催でして、ちょっとずつ規制を緩めてここまできた。
ただ、飲酒は禁止エリアではダメということで、家や別の場所で飲んできた方を立ち入り禁止にするということではありません。まつりに参加する方々は、会場ではなく、ご自宅やお店などで、お酒を楽しんでいただければと思います」
だが、市の“頑張り”もどこ吹く風。「毎年まつりを楽しみにしている」という40代女性はこう話す。
「今年も『飲酒は禁止』と言われてるけど、そこは“自己責任”ってことで(笑)。まわりもこっそり持っていくって聞いている。喧嘩もよくあることだし、こればっかりは、まつりだからしゃーないら!
“ナマ松潤”は1回見てみたいねぇ。娘と見に行くよ。(騎馬武者行列の見学は)抽選だというのは知らなかった。でもパレードが開催されるのは外だし、行けばなんとかなるでしょ‼」
静岡県民といえば「新しもの好き」で「好奇心旺盛」な県民性として知られる。
進取の気性に富んだ静岡県民の“目利き”に目をつけた企業やメーカーが、新商品を全国展開する前に当地で市場調査をするのは有名な話だ。
それだけに、地元民の危惧は深まる。
「まつり当日は松潤見たさにファンだけでなく、多くの地元民が集まることが予想される。過去にスタバやドトールが街に進出してきた際、1号店には1時間以上の行列ができた。
それだけミーハーな街なんです……。過去にも人気映画のロケが町中で行われた際、テレビで見るタレントさんを生で見たことに興奮した酔っ払いたちがカメラにピースして映り込み、撮影にならなかったことがある。
今回も『ヤイショ、ヤイショ』と松本さんに絡みにいこうとする“輩”がいなければいいのですが…」(地元商工会幹部)