「履いていないときはアートと一緒」
――毎月の購入限度額とかはあるんですか?
20代で一番買っていた頃は、とりあえず家賃や光熱費、携帯代とかを払った後、食費を含めて5万円残しておいて、残った分がスニーカーを買えるお金でした。
残り5万円あれば、先輩とかも奢ってくれるし、なんとかなるだろうと(笑)。
この余ったお金でスニーカーとか服とかキャップを買いまくっていたんです。でも流石に30歳になって、「貯金もできないし、こんなのはよくない」と思って。
最近は本当に欲しいのを月に1足買えればいいかな、という感じです。
――今までスニーカーに使った総額は?
うーん、1000万円くらいですかね。なんか切なくなってきました。
――でも今の高騰を考えると、もし売れば回収できそうな気もしますね。
でも、箱をほとんど捨てているんで…一番高いこのシカゴも箱がない。
箱がなくても買いたい人はいると思うんですけど、ここまでガシガシ履いている30センチは、買い手がかなり少ないはず(笑)。それもあって、売るという概念はあんまりないですね。
僕の中では、履いていないときはアートと一緒で、部屋に飾ってあったらテンションが上がるもの、という感じです。