2月21日、息子の空来(そら)ちゃん(当時2歳)の頭部に暴行を加えて死亡させた疑いで田代芽衣容疑者(27)は神奈川県警に逮捕された。田代容疑者は妊娠中、定期検診を受けていなかったことから、生後6日でネグレクトと判断され、空来ちゃんは事件直前まで児童相談所に保護されていた。
事件の3週間前に受け入れる準備が整ったとの判断から保護措置は解除されたのだが、その矢先に事件は起きてしまった。全国紙記者が語る。
「田代容疑者は最近、キャバクラやラウンジ勤務で昼夜逆転の生活を送っていた。自宅には田代容疑者と彼女の弟、空来ちゃんと空来ちゃんの弟の4人で暮らしていたと見られている。空来ちゃんとその弟は父親が異なる複雑な家庭事情だった」
田代容疑者とはいったいどんな人物だったのか。1995年に韓国籍の父親と日本人の母親との間に生まれた。田代容疑者が6歳の頃に両親が離婚。母親に引き取られ育てられていたが、のちに母親が再婚し、自身も複雑な家庭で育ったという。
「母親の再婚相手は暴力団員関係者の男、この継父と母親と田代容疑者と弟の4人で暮らしていました。継父は平塚市で発生した暴力団組員の抗争事件に関与して逮捕され、服役するなどしていた」(前出・全国紙記者)
また、継父だけでなく実の父親の評判も悪かったという。地元の知人が語る。
「実の父親もいわゆる半グレです。藤沢市のパチンコ店で不正行為をしたり、暴力行為や詐欺行為を繰り返していた。普段から怪しげな投資話を周囲に持ちかけたり、知り合った人間を脅したり、お金を借りて返さないということもありました」