季節の“味付け”で勝負する3年目
発売から3年目を迎える「丸亀うどん弁当」。
次に挑戦するのは、天ぷらだけでなく、うどんと相性の良い、季節に合った食材で楽しんでいただける商品を展開していくと浦郷氏はいう。
「『丸亀うどん弁当』は多くのお客さまに認知していただいていますが、人気の天ぷら入り、定番弁当に加え、味わいのバリエーションが増え、飽きが来ず、さらに様々なおいしさを味わっていただけるようになりました。つるつるとした喉ごしと心地よい噛み心地のコシを感じていただける冷たいうどんを楽しめます。
レギュラー商品として定着している3種類の天ぷら入りの弁当に加え、『梅おろし』と『明太子とろろ』を使った商品を新たに開発しました。前者は梅の甘酸っぱさや大根おろしのみずみずしさを味わえ、後者は明太子にとろろを混ぜることで、明太子の辛さとうまさが引き立ち、口当たりなめらかで喉ごしよく味わえます。
いつも新商品開発で大事にしているのは“ありもので済まさない”ということ。こんな組み合わせがあったのかと、お客様に思ってもらえるように、これからも丸亀製麺らしいコスパのよさや美味しさ、手づくりにこだわっていきたいです」
取材・文/古田島大介