明るいエンタメから本格社会派まで

通訳を担当したのは2〜3回ほどしかありませんが、とにかくものすごく頭がいい親分肌という印象です。短いインタビューの中でもちゃんと笑わせて楽しませてくれるし、言いたいことはビシッと伝える、そのメリハリがすごいんです。

『オーシャンズ』シリーズで共演したブラッド・ピットやマット・デイモンたちからの信頼はすごいわね。かなり長い下積み時期を経た、酸いも甘いも知るプロフェッショナルだと思います。

彼の一番の実力がわかる映画は、監督と脚本も務めた『グッドナイト&グッドラック』(2005)ね。マッカーシズム(赤狩り)が吹き荒れる1950年代を舞台にした、興味深い政治ドラマで、意識の高い彼らしい作品だと思いました。

『オーシャンズ』シリーズのような明るくて楽しい映画もいいけれど、こういう社会性のある映画も作ることができる。幅の広さと才能を感じる、とても魅力的な映画人です。