目当てのアイドルに歯を折ってもらってむしろ歓喜…?
さらに、2年間、一日も欠かすことなくとある男性グループのメンバーの自宅前に張り込み、部屋の電気が消えるまで帰らないサイコなファンも。
「そのファンは40代の女性で、ファンというよりもそのメンバーの母親気取りでした。メンバーの女性関係も当然のようにすべて知っていて、若い女のコと夜遊びしても微笑みながら見守っていました。
下半身事情を含め、そこいらの芸能記者よりずっと詳しく、ある女性週刊誌ともつながっている。メンバーにすれば、迷惑を通り越して不気味な存在でしょうね」(前同)
不気味なファンのエピソードはそれだけではない。
「某男性アイドルが女性ファンのしつこいつきまとい行為に腹を立て、揉み合いの挙句、相手の歯を折ってしまう出来事がありました。下手をしたらタレント生命に影響しかねない暴力スキャンダルです。
ところが、相手の女性ファンは一向に警察にもマスコミにも訴える気配がない。それどころか彼女はそのアイドルに危害を加えられたことをむしろ喜び、まるで特別な関係になったかのように周辺に自慢するようになったんです」(前同)
そのファンからすれば、折れた歯もアイドルとの大事な思い出のひとつになったのだろうか。
他にも目当てのアイドルのスケジュールを知るために、マネージャーやスタッフと一夜をともにする強者もいるのだとか。
若者に人気のK-POP業界に目を向けると、某韓流アイドルが飛行機の自席に座ると、機内に見知った迷惑ファンがいたなんてことも少なくないそうだ。40代のとある韓流アイドルファンによると、「海外アーティストのスケジュールのほうが入手は楽だ」と豪語する
また、過去には大阪を拠点に活動していた女性シンガーが迷惑ファンにめった刺しにされるという傷害事件があった。
ストーカー行為の量刑は懲役1年以下、罰金100万円と決して軽くない。節度を持ってアイドルを応援するのが正しいファン道だということを、彼らには今一度、肝に銘じてもらいたい。
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班