「立場もあるので、安心して気軽に食事に行きましょう」 

浜口氏がさいたま市在住の40代のシングルマザー、Mさんに初めて連絡をとったのは、2017年10月、facebookのメッセージアプリ「Messenger」上だった。

「もしよろしければfacebook上で、さいたま市について意見交換をさせてください」と浜口氏から友達申請とともに送られてきたメッセージに、地元を盛り上げるための活動に熱心に取り組んでいたMさんは「面識はないけれど、市議の方なら地元の活動でお世話になることもあるだろう」と申請を承認。
その後「MさんはA高校ご出身なんですね。うちの長女がA高校に興味を持っています」と話題を振ってくる浜口氏に、Mさんが「とにかく楽しくて良い学校ですよ」と答えるなど、はじめは地元が同じ者同士、他愛のないやりとりをしていた。

浜口健司氏(本人facebookより)
浜口健司氏(本人facebookより)
すべての画像を見る

1年半ほどがたった2019年3月、2人は地域のイベントで初対面となる。4月に市議選を控えていた浜口氏はその日のうちに「選挙が終わったら、Bさん(2人の共通の知人)も誘って一度飲みに行きたいです!」とメッセージを送信。市議選後の4月下旬には、15人ほどの懇親会で再会した。

ただ、大人数の懇親会でMさんと話す機会はほとんどなかった浜口氏は後日、Mさんを再度食事に誘い、「席が遠くてMちゃんとお話がほとんどできず、寂しかったので、できれば少人数がいいです! さしでもいいくらいです^_^さすがにそれはまずいかな?」などと送信。市議という立場にある浜口氏を信頼していたMさんは「浜ちゃん的に問題なければ、さしでも全然いいですよ~」と返信した。

6月末の夜、浜口氏から「お刺身がすごーくおいしい、カウンターの素敵なお店」と紹介された飲食店に行き2人で食事をすると、その日の夜には「都内に浜ちゃんのめちゃくちゃおすすめのイタリアンがあるんです! 車で行くところなんで、浜ちゃんが乗せていきます!」と早くも、次の“お誘い”があった。

浜口氏からのメッセージ
浜口氏からのメッセージ

Mさんは「浜ちゃんは立場もあるので、安心して気軽に食事に行きましょう!!」という浜口氏の言葉に「頼りがいがあるお兄さんのような存在」と感じていたが、浜口氏は「あらぬ誤解を呼ばぬように、浜ちゃんと食事に行ったって他の人には内緒でお願いします!!」と、口止めともとれる文言も送っていたという。