#1はこちら

最上もがが闇に堕ちていた日々。「わかってほしい、好きでいてほしい、一番になりたい、大切にしてほしい、何があっても味方でいてほしい」と友達とファンに思っていた。_1
すべての画像を見る

「なんで生きなきゃいけないの?」と、
自問自答した日々。

幸せってなんだろう。
家族ってなんだろう。
学校ってなんだろう。
仕事ってなんだろう。

自分って何者?
友達って必要?
好きがわからない。
性別って重要?

落ち込んだとき、そのまま闇に堕ちていくように、 「なんで生きなきゃいけないの?」と、自問自答した日々。

〝今〟に絶望していても、未来がそうなるわけではありません。

誰かを救う、なんて烏滸がましいことを思っているわけではありません。あなたの〝疑問〟に〝答え〟が見つかるかはわかりません。

ただ、私の考えが何かの気づきになったり、あなたの悩みに少しでも寄り添えたらいいなと思って、この本を書くことを決めました。

人間関係の悩み

私はどんな関係でも相手に依存しやすいタイプでした。わかってほしい、好きでいてほしい、一番になりたい、大切にしてほしい、何があっても味方でいてほしい。

母に対して思っていたことをそのまま友達やファンに対しても思ってしまっていたんです。そういう関係は相手にとって重荷になることもあり、「実はうざかった」と言われたことが何度もあります。

自分のメンタルが不安定になると、途端に些細なことでも疑うようになります。そういう時は人間関係を全て辞めてしまいたくなる 衝動にかられ、「自分なんて必要とされていない」と連絡先を全て消したりしていました。

でも必要とされたくて、寂しくて、そんな自分が本当に嫌でした。

娘が生まれてから物理的に時間をとることが難しくなり、優先順位がはっきりして、前のように悩むことがすごく減ったんです。一人一人誰かを大切にできるキャパが限られていることをすごく実感しました。

昔は友達だったとしても、今は違うなって子もいますし、「お互いに関係性を続けるための努力を怠れば失う」と思っています。

努力、って言葉は「無理をする」に近い感覚があるかもしれませんけど〝友達〟とか〝恋人〟とか〝家族〟とか、相手が誰であれ関係性を築くのも続けるのもある程度は面倒くさいもので、簡単なことではないと思うんです。

でも今は一人一台スマホがあるのが当たり前になっていて、SNSですぐやりとりができるので、もしどこかで関係性がなくなってたとしても、今後の行動次第でどうにでも変われると思っています。

逆にその利便性が「いつでもできるなら後でいいや」とタイミングを逃してしまうのかもしれませんけど、行動を起こさなければ何も始まらないだけなんですよね。