女好きで有名な自民党の大物議員も警戒していた

花沢容疑者は今月17~25日にかけて、電子決済サービス「PayPay」のチャット機能で64回にわたり、「お願いだから一緒に背負ってくれないかな」「会いたい」「1人にしないで」「死にたい」などとメッセージを送信したという。

「男性記者A氏から被害の相談を受けたあと、本所署は8月上旬に口頭で複数回警告をしましたが、それでもまた男性にメッセージが送られてきたため逮捕に至ったようです。花澤容疑者は調べに対し、事実関係は認めていますが、『受け入れられていると思っていた』などと供述しているそうです」(社会部記者)

花澤容疑者(本人SNSより)
花澤容疑者(本人SNSより)
すべての画像を見る

なぜ女性記者はA記者に64回もメッセージを送るほどのストーカー行為をすることになったのか――。

「2人の不倫は業界では有名だった。花澤容疑者は独身ですが、Aさんは3人の子どももいる既婚者です。子どもの写真を『かわいいんだよ』と同僚に見せることもあり、子煩悩ぶりは有名でした。入社後、長らく政治部を志望していて、2019年に政治部に。翌年からは総理大臣の動向を追う『総理番』を担当していました」(Aさんの元同僚)

一方の花澤容疑者も同時期に永田町で活躍していた。ストーカーの容疑で逮捕されるに至った花澤容疑者とは一体どんな人物なのか。

「彼女は日経新聞入社前には毎日新聞社で記者をしていました。関西地方の2支局を経て、政治部に配属になりました。仕事はできると社内では評価されていたはずです」(花澤容疑者の元同僚)

2022年には、河野太郎デジタル大臣や森雅子女性活躍担当大臣のインタビューも記事にしている。

「花澤容疑者はハイヒールに派手な服装、巻き髪にばっちりメイクで自民党本部に出勤していて、他の記者たちの間でも『キャバ嬢』と呼ばれるなど目立っていましたね。女好きで有名な自民党の大物議員ですら、その見た目から警戒して避けるほどで。

大学時代から男性にはガツガツ系ともっぱらで支局時代にも同僚や上司との噂があった。一方で、後輩からは優しくて面倒見がいい先輩として慕われてもいました」(同前)