「すごろく旅行」、「空き缶収集」「袋麺の袋収集」

【漫画あり】紅白出場から32年、漫画で話題! 今も再結成が望まれる「たま」。元メンバーは「もともと商業的に売れると思ってやったバンドじゃないんで…」_6

――そうなんですね! その場に居合わせたかったです。

ちゃんとした再結成は色々と事務的なことも面倒くさいんでやらないんですけど、イベントで一緒だったら今後もセッションはやるかなっていう。つい先々週も、新宿ロフトで「水中、それは苦しい」っていうバンドの企画イベントで、僕と知久くんがソロでそれぞれ呼ばれたのがあったんですけど、僕のソロの後半は、知久くんと「水中、それは苦しい」のメンバーが混ざって「たま」時代の曲をやってました。

――じゃあ、今後もそういうことはあり得ると。「たま」の話とは別ですが、石川さんは「すごろく旅行」(サイコロを振って行き先を決める、石川さんが生み出した旅の方法)とか、空き缶やインスタントラーメンの袋の収集とか、音楽以外にも面白いことをされてますよね。

どれも全部遊びでやってたことで。でも遊びでやってることをなんとかお金にできないかって画策はしますけどね。「たま」だって商業的に売れると思ってやったわけじゃないですし。

――最近は何かしてますか?

新しいのはないけど、前からやってることは継続してますね。空き缶の収集もそうだし、インスタントラーメンの袋も未だにまだ。独身時代は一日一食は食べてたんですけどね。結婚してからはさすがに毎日は食べてないですけど、地方に行ったらそこのインスタントラーメンを買って。

――コレクションが本になったりもしていますもんね。

そうですね。空き缶もそうです。空き缶のために都心から離れた町に住んでるようなもんですからね。

――それはどういうことですか?

場所を取るわけですよ。だから、まるまる一部屋が缶(笑)。そうすると結構広いところに住まないといけないから都心だと高くて、郊外の方になる。

――空き缶のための部屋を考えてこの辺りにお住まいなんですね。それがなければ……。

そうそう、もう少し都心にいける。だってライブは新宿とか下北沢が多いし、うちの妻も西荻窪でお店(石川さんの奥さんは「ニヒル牛」という雑貨店を営んでいる)をやってるんで、そこに毎日通ってるから、もうちょっと都心の方が便利なんだけど。