女子高生地下アイドルと交際したBさんは
キスされて付き合って…
次に経験談を教えてくれるのは、Bさん(25才・会社員)。個性的な印象の彼はアイドルファン歴4年になるが、お相手は大所帯で活動する地下アイドルグループの一員で、現役の女子高生だった。
「年齢もキャラも幅広いグループのなかで、僕の推しはノリがいい感じでした。週2ペースで2カ月通った頃に同じ路線を使っているって話で盛り上がったので、冗談半分で『一緒に帰ろうか』って誘ってみたんです。そうしたら本当に彼女が帰りの電車のホームで待っていてくれた。嬉しかったけれど、あまりガツガツしたところは見せないように、その日はただ一緒に話しながら帰ったんです。
数日後、突然“推しを名乗る人物”からLINEがきて。なりすましも疑ったけど、僕が昔SNSに挙げていたLINEのQRコードを読み取って繋がってきてくれたんです。1週間後のライブのあとには帰り道で推しからキスされて『付き合って』って言われて……。
彼女のグループには恋愛禁止のルールはないらしくて、スタッフと付き合ってるメンバーもいたくらいなんですけれど、さすがに驚きの展開でした」
まさに夢の展開だった。その後も会場から一緒に帰り、Bさんの自宅でデートなどを続けていたが、ふたりの関係は思わぬ方向に――。
「当時彼女が出演していたテレビ番組のこと、グループ内での人間関係など悩みの多い子でした。ほかにも給料が少ない、運営から推されていない、学校生活もなかなかうまくいかないとか、次々と愚痴をこぼすのですが、その対応が僕には難しくて、寄り添いきれなかった。結局3か月くらいで終わってしまいました」
一方、遠距離推し交際をしていたというのは、Cさん(21才・会社員)。俳優の中川大志似で東京に住んでいるが、応援していたのは関西で活動する3人組の地下アイドルグループだった。
「基本は在宅応援で、月に1度くらい東京でライブがあるときだけ通ってました。推しは4歳年下の妹キャラ。あるときに愛知県であったロックフェスに遠征したら、偶然に推しも友達と来ていたんです。同じバンドやアイドルのファンだったから話が盛り上がらないワケがなくて、その日の終わりには推しとInstagramで繋がりました。
ほどなくLINEも交換できて、2人きりで1泊旅行に行く予定を立てる仲に。東京と関西ですから、選んだ先は熱海。夜に恋人の聖地で海を見ながら、僕から告白してOK貰ったんです。現地集合・解散の予定でしたけれど、結局離れがたくて、推しは東京についてきてもう一泊一緒に過ごしました」