大きなアメリカンバイクで颯爽と現れたのは、お笑いコンビ・メイプル超合金の安藤なつ。憧れのライダー・峰不二子(『ルパン三世』)を意識して作ったというつなぎに身を包み、バイク人生、バイク愛を語り尽くしてくれた。
バイクは、誰にもまたがらせたくない彼氏!
──バイクに目覚めたきっかけはなんですか?
小学4年生、10歳のときに映画『AKIRA』(1988年公開)を母親と観に行ったんです。主人公・“金田”と対立している暴走族“クラウン”のリーダー・“ジョーカー”が乗っていたバイクがめちゃめちゃカッコよくて「乗りたい!」って思ったのがきっかけでした。
──「アニメ」がきっかけとは意外ですね。最初に乗ったバイクは何でしたか?
16歳で原付免許を取って、親にホンダのライブディオZXを買ってもらって乗ってました。シルバーとゴールドが混ざったような色のスクーター。高校通学で乗ったり、友だちと一緒に近所をグルグル回ってましたね。
──愛車に名前とかあだ名ってつけてましたか?
えっ、つける人いるんですか? 自分はしてませんが。ただ(ZXを)彼氏だと思っていたんで、あまり他人にまたがらせたくはなかったです(笑)。
──いやいや愛車を彼氏だと思うっていうのも、相当だと思いますが(笑)。
だから、友だちがまたがったら、すぐに自分もまたがるようにしたり、なるべく乗せないようにしてました(笑)。