無茶苦茶さもサッカーの魅力

「僕自身、薄毛の治療を受けているので、勝手にシンパシーを感じている」 空気階段 水川かたまりの深すぎるサッカーとイニエスタへの愛_03

――ラジオ『空気階段の踊り場』(TBSラジオ)で、サッカーチームのメンバーを募集中とうかがいました。

『空気階段の踊り場』でメンバーを募集しておりまして、「かたまりFC」という、僕のフットボールクラブを作ろうとしています。まだ誰も集まっていないんですけど、一応“Jリーグ参入”を目指しています。

――かなり高い目標ですね(笑)。サッカー番組をやりたいという想いもあるそうですね。

『やべっちFC』(テレビ朝日系列)とか『スーパーサッカー』(TBS系列)、『MONDAY FOOTBALL』(フジテレビ系列)をずっと観ていて、NSCへの入学願書でも「自分のサッカー番組を持ちたい」って書きました。

『ABEMA』さんのカタールW杯の試合中継のハーフタイムゲストに呼ばれているので、めっちゃ楽しみです。

――水川かたまりさん流の、カタールW杯を楽しく観るためのポイントはありますか?

もしサッカーファンじゃない女性の方が観るとしたら、W杯でイケメンの選手を見つけるのも一つの楽しみ方だと思います。

個人的には、ワンタッチ・ツータッチでリズム良くパスを回すサッカーを観るのが好きなんですけど、ガットゥーゾ(※9)が暴れているとことか、スアレス(※10)が噛み付いたりする動画も定期的に観たくなる。
「プロの選手が動物になる瞬間」というか、アツくなりすぎて、とんでもないことをしでかす選手もいるんで(笑)。そういう無茶苦茶さもサッカーの面白さの一つではありますね。

若手とベテランの攻防も、W杯ならではの魅力ですね。欧州サッカーではあまり見かけないような、40歳近いベテラン選手が出る国もあるので、そういう“おじさん選手の意地”を観たい。逆に、ずっと第一線で戦ってきたおじさん選手が、若手に引導を渡される瞬間も、胸にくるものがありますね。


※9 ジェンナーロ・ガットゥーゾ:元イタリア代表MF。激しい守備と無尽蔵スタミナを武器とし、時に荒すぎるそのプレースタイルから「闘犬」の異名で呼ばれた。

※10 ルイス・スアレス:今回のカタールW杯にも出場する現役ウルグアイ代表FWで、同国の最多得点記録保持者。過去に3度「噛み付き事件」を試合中に起こしている。

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取材・文/佐藤麻水
撮影/浅井裕也