圧倒的な消音性能。個性派の「QuietComfort Earbuds 2」
ボーズといえば、ノイズキャンセリングヘッドフォンの「QuietComfort(クワイエット・コンフォート)」シリーズがとても有名です。今年は同シリーズの最新ワイヤレスイヤフォン「QuietComfort Earbuds 2」が発売されましたことが話題となりました。
QuietComfortシリーズには、いわば「アメリカン」とも表現できる個性が2つあります。
1つはサウンド。音質の傾向はドライで明るく、切れ味に富んでいます。スケールの大きな音場を描けるところもQuietComfort Earbuds 2の特徴です。かつてのボーズは低音をドカンと鳴らすイメージもありましたが、近年はタイトに引き締めた低音に変わり、リズムの軽快さを重んじる最新ヒットナンバーも心地よく聴けます。
もう1つが、製品のサイズ。ワイヤレスイヤフォンの場合、持ち運びやすさも含めて大きさは「小さめ」であることが好まれますが、かつてボーズのイヤフォンはサイズがやや大きめでした。しかしQuietComfort Earbuds 2はかなりコンパクトな筐体を採用。小型モデルを愛用している音楽ファンにも十分におすすめできます。
ガッツリ効くノイズキャンセリング機能もとても個性的で、地下鉄やバスの交通騒音、人の話声がきれいに消えます。筆者は自宅で掃除機をかけながら実力を試したところ、静かなクラシックやYouTubeのトーク番組の音声がとても明瞭に聞けて驚きました。