Appleデバイスとの相性がとにかく良い
日本時間9月8日に開催されたAppleスペシャルイベントで、同社の最新ワイヤレスイヤフォン「AirPods Pro(第2世代)」が発表されました。
AirPods Proは、Appleの左右独立型ワイヤレスイヤフォンです。名前に「Pro」が付く理由は、地下鉄や車の走行音、街の喧騒など、イヤフォンを使って聴くコンテンツの音以外の不要な環境ノイズを電気的な処理によって消す「アクティブノイズキャンセリング」など、エントリーモデルの「AirPods」にはないさまざまな機能を搭載しているからです。
Appleは2019年10月に初代AirPods Proを発売しました。今回登場する新製品は、第2世代目となるモデルです。外観は大きく変わっていませんが、 Appleの独自開発によるオーディオ向け高性能チップ「Apple H2」を搭載したことによって、各機能は大きく進化しています。
AirPods Proを含む、AppleのAirPodsシリーズには大きな特徴がひとつあります。それは、iPhoneやiPad、Mac、Apple WatchといったApple製品との連携機能がとても便利に使えることです。
Bluetooth規格に対応するオーディオ機器でワイヤレスリスニングを楽しむ際、ユーザーははじめにiPhoneやMacなどプレーヤー側になる機器と、個別オーディオ機器との通信を開始するための「ペアリング」と呼ぶ登録作業をしなければなりません。
AirPodsの場合、充電ケース背面のボタンを長押ししてiPhoneに近づけるとケースのLEDが点滅します。続いてiPhoneの画面に表示される「接続」アイコンをタップするだけで素速く簡単にペアリングが完了。新AirPods Proでは、ケースに内蔵する小さなスピーカーからチャイム音を鳴らしてペアリングができたことを知らせてくれるようになりました。
iPhoneによるペアリングを済ませた後は、同じApple IDを使ってサインインしているiPhone、iPad、Macといった複数機器の間を速やかに切り換えながらAirPodsが使えるようになります。例えばiPadで動画を見ている最中、iPhoneに着信があれば自動的にAirPodsの接続が切り替わって通話することができるのです。