【25年】ヘレン・ミレン&テイラー・ハックフォード監督

11月22日は「いい夫婦の日」。ウィル・スミス、ヒュー・ジャックマン…結婚20年超の秘訣とは!?【後編】_02
John Rasimus/アフロ

映画『ホワイト・ナイト/白夜』(1985)で初めて組み、撮影後に交際をスタートさせた、イギリスの名優デイム・ヘレン(デイムは叙勲女性の敬称)とハックフォード監督。オーディションの印象は互いに最悪だったというが、互いのプロフェッショナブルな仕事ぶりへの敬意が、愛情に変わるのに時間はかからなかった。

当時、2人目の妻がいた監督は、ヘレンを選んで離婚を決意。しかし、ヘレンは若いころに「生涯、結婚はしない」と誓っていたようで、彼のプロポーズを受け入れるまでに10年以上かかった。

1997年に結婚したときには2人とも50代になっていたが、ヘレン様は晩婚について「人生の後半にパートナーシップを見つけることの素晴らしさは、その人が“Love of my Life(人生をかけて愛せる人)“と認識できることなの」と語っている。

撮影で多忙な2人は、離れて過ごすことも少なくないが、だからこそ夫婦としての距離が縮まるともインタビューで語っていた。離れて過ごすから、再会の喜びはひとしおで、一緒に過ごす時間を大切にしようと思えるのだとか。

そんなヘレン様とハックフォード監督にとってパンデミックのロックダウンは「6か月間、毎晩、同じテーブルを囲んで一緒に食事をした初めての体験。とても充実した、すばらしい日々だったわ」とトーク番組で告白。

交際期間も含めると35年も一緒にいる2人は、どうやら今も熱愛中のようだ。