トラブルが起きそうな家の外観

そうした隣人調査のプロから見た、引っ越し先を検討する上で注意すべきポイントをいくつか挙げてもらった。

一つは、両隣の住民同士がいがみ合っているケースである。

「家を買う土地の左隣と右隣の方に聞き込み調査をしたところ、『あいつの家の隣は絶対にやめたほうがいいよ』などとお互いがお互いの悪口を言っていました。そういった状況に挟まれた家には住みづらいでしょうから、あまりお勧めはしません」

もう一つは、家の外観だ。

「これまでの経験上、よくトラブルになっているのは、黒いカーテンをすべての部屋の窓につけて遮光している家です。当然、家の中は真っ暗ですよね。それに加えて、ドクロの人形が窓際に置いてあるなど、見た目で明らかに異様な飾りの家もありました。
あとは、ベランダがビニールシートで覆われている家も注意したほうがいいかもしれません」

大きなトラブルがなくても、依頼者の意にそぐわない場合もある。
例えば、調査で近隣住民同士の交流が活発な地域であることがわかった。だが相談者があまり周囲と関わらずに静かに生活したいタイプだった、などだ。