おちんちんがピーン!

朝、4歳の息子を起こしたくて身体中をさすっていました。そうしたら、気持ちよかったのか、おちんちんがピーン! 私は気づかないフリをしていましたが、息子が自分で気づき、「ママ、なんでおちんちんってピーンってなるの?」と聞いてきました。アタフタするばかりでした。

こんな時こそアレを使いましょう。そう、「魔法の言葉」です。「いい質問だね!」を忘れなければ、どんなことが起きてもこわくありません。

親がアタフタしてしまったのは、勃起に卑猥なイメージを持っているからです。ですが子どもは、勃起を卑猥とは思っておらず、「なぜ体でこんなことが起きるの?」という科学の視点で捉え、質問をしているのです。「なんで雷ってピカッてするの?」と質問をするのと同じ感覚です。なのでみなさんも、勃起という生理現象を理解し、子どもに伝えてあげましょう。

勃起は、何もしなくても一日に何度も起こります。おちんちんの中にある尿道は陰茎海綿体で覆われていて、ここに血液が送り込まれれば勃起するだけの仕組みです。もちろんなんらかの刺激に反応することもありますが、性的な意味での勃起は二次性徴を迎えてから。当分先のことです。

4歳なら「カッコいいね」と褒めてあげてもいでしょう。ただし、「このことは外で話してよかったかな?水着ゾーンだったよね」と付け加えましょう。

「なんでおちんちんってビーンってなるの?」無邪気な質問に、親の“反応”の正解は?_3
そう、性は科学なのです!(『お母さん!学校では防犯もSEXも避妊も教えてくれませんよ!』より)