至福の一杯はキッチンで日本酒!?
――ちなみに、お酒の失敗談はありますか?
よく聞かれるんですけど、私、あんまり失敗しないんですよ。買ったばかりの携帯を洗濯して水没させちゃったことはありますけど、道で爆睡しちゃうみたいなことはないですね。
――まあ、「ない」とも言えないくらいではある気がします。
確かに(笑)。あとは酔ったときに、「なんで?」みたいなものをAmazonで買ってたりします。最近もガムテープを定期購入してたみたいで、届いてから「何これ?」ってなりました。そういう可愛らしい失敗ばかりです。
――高田さんの「至福の一杯」のシチュエーションを教えてください。
キッチンに日本酒コーナーがあって、常に日本酒が30本ぐらいあるんですよ。その日の気分に合わせて「今日はどのお酒にしようかな」と選んでいるときは、けっこう至福のときですね。「今日は純米の気分」とか、「今日は頑張ったから大吟醸を開けるか」とか。おちょこや徳利などの酒器にもこだわってるので、それも気分にあわせて選んでます。
――ちなみに、日本酒と町中華のマリアージュはいかがでしょうか?
あ、ぜんぜんアリですよ! 町中華は、「ザ・日本酒」みたいなお米の旨味ががっつり入った純米酒が置いてることが多いんですけど、それがまた味が濃い中華に合うんですよね。
――先日発売された、高田さんのプロデュース日本酒『秋華七-AKIHANA-』の第2弾も純米酒でしたよね。
そうなんです。昨年は『日本酒初心者』の方向けに純米吟醸酒にしましたが、今年は日本酒をじっくり味わっている方々にも楽しんでいただけるような純米酒にしました。2年連続で日本酒をプロデュースさせてもらっていますが、私はビールも好きだし、ワインソムリエの資格も持ってるんですよ。
だから、日本酒、ビール、ワインを制覇したいという密かな夢があります。クラフトビールも作りたいし、ワインのプロデュースはあまり聞いたことがのでハードルが高いかもしれないけど、できることならやってみたい。いずれにせよ、お酒に関するお仕事には、これからも関わっていきたいですね!
【写真】ちょっぴりホロ酔いでいい感じになってきた町中華姐さん(すべての画像を見るをクリック)
取材・文/森野広明 撮影/井上たろう