【CASE3】父親の会社で働くあざと可愛いボンボン・富(千葉雄大)と共同生活を送る元子役のタレント・鈴(趣里)の場合

映画『もっと超越した所へ。』の結末にモヤった人へ。クズ男見極めカウンセラーが説く、男女関係の着地点_04

<“相手に執着する”鈴タイプへの提言>
鈴と富(トミー)は共同生活をしていますが、共同生活や同棲は相手が生活の一部になって、その人中心の生活になっていくもの。すると、視野が狭くなって、ほかの人間関係が薄まり、どうしても相手に執着してしまうリスクがあります。

人間関係が固定化されると、他人に対する理解の姿勢が弱くなります。ひとりに執着したり、別れられない人って、圧倒的に普段から関わる人や人間関係が狭い。
その人だけしかいないのではなく、その人しか見ていないんです。
2人だけの世界にとどまらず、外部との関わりを経験して、「人ってみんな違うんだな」、「自分の考え方から外れるような人もいるんだな」と理解できるような環境を作ってほしいです。

鈴みたいなタイプこそ、マッチングアプリをやったほうがいい。そして、“付き合うことがすべてじゃない”という思考にすること。もしくは、「付き合う気がないなら、私はもう一緒にいないからね」と突き放したり、「他に彼氏作っちゃおうかな」と宣言することも、ときには効果的だと思います。
つまり、「私も他の男性と関わるし、ずっとあなたの元に居ると思わないでね」というスタンスを明らかにすること。

“選ばれ待ち”はよくない。自分も“選ぶ側”だと思って接していたほうがいいです。

<“勘違いさせがち”な富タイプへの対処法>
純粋に友達として関わっていたけど、相手から恋愛感情を持たれて、結果的に悪者にされてしまったトミーの心情は、男女ともに共感するところはあると思います。トミーのような仲のいい異性がいたら、相手がどういう関係性を求めているのかをまず明確にしたほうがいいと思います。

もしも自分がトミーの側だった場合、「あなたのことを恋愛対象として見てない」というストレートな言葉は、相手を傷つける可能性があります。ボディタッチはしない、甘やかしすぎないなど、距離感が近くなりすぎないように、行動で示すことが大切です。