【CASE2】ノリで生きるフリーター・泰造(オカモトレイジ)と暮らす、彼氏に染まりがちなショップ店員・美和(伊藤万理華)の場合

映画『もっと超越した所へ。』の結末にモヤった人へ。クズ男見極めカウンセラーが説く、男女関係の着地点_03

<“彼氏に染まる”美和タイプへの提言>
美和は相手のノリにとことん合わせちゃうタイプ。それもすごく大事なことですけど、合わせすぎると、自分の意見が言えなくて、最後には爆発します。美和は、泰造のおもしろキャラが好きなんだろうけど、あまり相手のノリに合わせすぎないほうが自分を見失わずに済みます。

理解することと合わせることは違います。合わせることは、自分を殺して相手に染まる、相手にペースを委ねること。でも、理解することは、きちんとコミュニケーションをとって、“あなたはそういう考え方なのね”と感じた上で、お互いの居心地の良いポイントや、なりたい関係性を探るということです。

ただ、泰造みたいな軽いノリの男性は、やっぱりすごくモテるんです。真面目すぎる男性だと、女性から「つまんない」と思われがちで逆にモテなかったりする。そこが恋愛の難しいところ。泰造みたいな男性との関わり方のコツは、世話を焼きすぎないこと。「あなたの人生は、あなたがちゃんとやって」というスタンスが大事です。

<“とにかく未熟”な泰造タイプへの対処法>
泰造は、空気が読めない、人の気持ちを考えられない未熟さを感じられる性格。そのうえ、妊娠されることが嫌なのに避妊しない、まさにクズ中のクズ。本当にノリだけで生きているんだろうなと感じました。社会の荒波にもまれて成長してもらうしかない。こういうタイプへの対処法は、結局、女性のリテラシーを高めるのが一番かもしれません。