STEP3:好きなモノとの出会い方
だんだんと好きなモノを見つけたい気持ちも高まってきたはず。次は好きなモノをどうやって探すのか紹介します。
▽自分と同じ感覚のインフルエンサーを探す
モノを買うには本当にラクな時代になったと思います。
パッとネットで調べれば大手メディアやインフルエンサーのレビューが見られるし、ツイッターを開けばいわゆる利用者の生の声を見ることもできます。
ただ、一般の方のレビューは逆に自分を迷わせる要素にもなります。正反対の意見なんてざらにあるんですよね。同じモノでも、良いという意見もあれば悪いという意見もあります。
意見は人の育ってきた環境によって大きく変化します。
自分が美味しいと思った食べ物が、他の人にとっても絶対美味しく感じられるとは限らないですよね? 自分が辛いもの好きだからといって、みんなが好きなわけではなく、もちろん辛いものが苦手な人もいます。
モノも同じ。
例えばカメラにしても、僕はSonyのカメラが好きでおすすめすることが多いです。対してNikonのカメラを使っている人はNikonのカメラをおすすめすることが多くなります。たとえ同じアイテムをレビューするとしても、今までどのようなモノを使ってきたかによって発信内容も変化します。
では情報を受け取る側として、誰のどのような情報をモノ選びにつなげれば良いのか。僕がおすすめしたいのは、自分の感覚に合ったインフルエンサーを探すというものです。
使っているモノや仕事の環境、趣味など、自分と合っていると思う人を見つけて、その人の話をまずは参考にしてみます。自分と年齢が近いとか、持っているPCが同 じだとかの共通点を探ってみてください。自分との共通点が多い人のレビューの方が、全く知らない人のレビューよりも、要するに“当たる”確率が高くなります。
TwitterやInstagramで一般の方のレビューを参考にするのも、なしではありません。ですが、その人がどういう趣味を持っていて、どのような仕事をしているかまで深掘りしないと、参考になる情報は少ないと思います。
対して、YouTubeで自分が出演して発信をしている人は、その人となりの情報量も多く、今までのレビューなども簡単に見ることができます。ある程度自分の感覚と合っているかを確認することができるでしょう。
インフルエンサーの情報を参考にする場合、ステマ(ステルスマーケティング)でおすすめじゃないモノも紹介してるんじゃないかと疑ってしまうかもしれません。
でも大丈夫。というか、わかります。人の感性は想像以上に鋭くて、本当にその人がおすすめしているかどうかなんて口調や表情からすぐに読み取れます。
ひと昔前であれば、企業が運営しているメディアくらいしか情報収集の場がなかったように感じますが、今は YouTubeやTikTok、Twitter、Instagramやブログなど個人があらゆる情報を発信しています。今後はライブコマースなど、発信者がより購買側に近いプラットフォームもどんどん増えていくでしょう。
そういう情報の中で、「あ、この人は自分の感覚に合っているかも!」と思える 人がいたらぜひ参考にしてみてください。
文/高澤けーすけ
写真提供/株式会社KADOKAWA