「最初はただのナンパかと(笑)」インスタのDMでスカウトされた雪平莉左のシンデレラストーリー_03

地元の会社を辞めて東京へ

――3年前まで会社員だったそうですね。

地元の愛知県豊田市で会社員をやっていました。9時から6時まで働いて、お休みの日は名古屋まで出てカフェに行ったり買い物に行ったり、地元のみんなと同じような日々を過ごして。

――そんな生活からどうして東京に?

会社員3年目になると貯金がたまって遠くまで行けるようになったんです。だから月に2、3回は友達と東京まで遊びに来ていたのですが、往復3万円くらいの新幹線代がもったいないなと思い始めて。ちょうど何か違うことをやりたい時期でもあったので、東京に遊びに行っている流れで引っ越しちゃおうって思ったんです(笑)。

――仕事も目的も何も決まっていない状態で引っ越したんですか?

何も決まってなかったです。「東京へ行こう」って思ったらすぐに物件を探して、1ヶ月くらいで引っ越したと思います。私、行動力あるんですよ(笑)。当時、社会人同期のコたちも地元で3年働いて「このまま仕事を続けようか、自分のやりたいことをやろうか」って迷い始めるコが多くて。でも私はグダグダ悩んでいるのが好きじゃないので、悩む前に引っ越しちゃいました。

――芸能界に憧れて東京に来たってわけじゃなさそうですね。

そうですね。地元でもスカウトされたことはあったのですが、芸能のお仕事をしているコが周りに誰もいなくて先のことを想像できないというか、現実味がなかったんです。

――芸能の仕事を頑張ろうと思い始めたのはいつ頃ですか?

今の事務所の方からスカウトしていただいたときだと思います。インスタのDMだったので、最初はただのナンパかなと(笑)。もう25の歳だったので、芸能の仕事をするなら今だ、と思って事務所に入りました。

――ひとつひとつの選択が間違っていないというか、その先にうまく繋がってますよね。

自分で選んで切り拓いてきたというより、周りの人に恵まれていて。危機的な状況に陥ったとしても偶然が重なってなんとかなってしまうような経験がたくさんありました。ラウンドガールとして注目されたこともそうですけど、強運なんだと思います。

「最初はただのナンパかと(笑)」インスタのDMでスカウトされた雪平莉左のシンデレラストーリー_04

「東カレデート」のグラビア企画が大バズり。
雪平莉左のグラビアストーリーはこちらから

取材・文/釣本知子 撮影/松木宏祐 スタイリスト/森島友香 ヘアメイク/相場清志