かつてベン・アフレックとの交際が話題に
『ブロンド』(2022)でマリリン・モンローを演じ、期待値が急上昇しているアナ・デ・アルマス。彼女の名前が世間に広く知られるようになったのは、『底知れぬ愛の闇』(2022)で共演したベン・アフレックとの交際をスタートさせたときでした。
2020年の初めにツーショットがタブロイドの紙面を飾り、“ロックダウン・カップル”とニックネームを付けられたほど。常にマスクで顔の半分は隠れている状態でしたが、オーダーした食べ物をピックアップしたり、犬の散歩をしたり、ベンの子供たちと一緒にいたり。コロナ禍のロックダウンの中で幸せそうに過ごすカップルの姿を見るのは、ファンにとってもちょっとした元気のもとになっていました。
ところが2021年の初めに、アナが「(パパラッチに付きまとわれて)こんなところにはいられない」と、ロサンゼルスからニューヨークに引っ越してしまい、約1年で交際は終了。ベンは3人の子供たちが住むロサンゼルスを離れられなかっただろうし、一方のアナも、まだ33歳。『ブレードランナー2049』(2017)や『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』(2019)に出演し、さらにキャリアの可能性を追求したかったはずです。
静かに別離したアナとベンですが、ベンはジェニファー・ロペスとの恋を再燃させ、「愛はビューティフル、愛は優しい、そして愛は我慢強いのです」というJ.Loの名言とともに、2022年4月にめでたく結婚。記事を読んでいるだけでも疲れてしまうほど派手な、3日間にわたるウエディングが盛大に報道されていました。
一方、アナは9月28日から配信されるNetflix映画『ブロンド』(ジョイス・キャロル・オーツ原作)の撮影に没頭していました。この作品はNetflixで初めて「NC-17(18歳未満鑑賞禁止)」に指定されたことでも話題に。原作にはマリリン・モンローがまだノーマ・ジーン(マリリンの本名)だった頃に、映画スタジオの重役にレイプされた描写があるので、(まだ完成した映画を見た人の報告がないので本当かどうかわかりませんが)レイプシーンの過激さから「NC17」になったのでは?と言われています。
そもそも、アナ・デ・アルマスはキューバ出身。彼女がマリリン・モンローを演じることに、一部批判が巻き起こり、「マリリン・モンローがスペイン系とは知らなかった」とか「アメリカの神話マリリン・モンローをキューバ人がやるの?」といった意地悪なコメントがSNSに上がりました。
当のアナは、出演することになった決め手を「フェミニズムが滲み出るストーリーに惹かれた」と語っていて、アンドリュー・ドミニク監督は「歴史に残る名作」と豪語しています。普段のアナはスペイン語のアクセントがあることから、コーチについてもらって徹底的に準備。マリリン・モンロー風の喋り方を完璧に自分のものにして、撮影に臨んだそうです。