人間が伝えることに意味があると信じている
――アナウンサーになって3年半。どんな気持ちでお仕事に取り組んでいますか?
最初の頃は、原稿を間違えずに読むことに必死でしたが、やっとまわりも見ることができるようになってきましたし、生放送中に差し込み原稿が入ったりしても慌てず……慌てずに進められるようになってきました。とはいえ、直したいところがたくさんありすぎて、どこから手をつけたらいいかわからないくらいですけど……。
――たとえば?
このところ、ウクライナ情勢や災害、事件、そしてコロナ禍と辛いニュースを読む機会が多くて、感情との兼ね合いが難しいです。私は決して心が強いタイプではないので、さまざまなニュースの言葉に心が傷つき、感情があふれそうになることもあります。アナウンサーは情報を伝えることが仕事だから、それが声に出ないようにしていますが……。でも、無感情で読むのだったらそれこそAIに任せればいいわけで、人間が伝えることに意味があると信じて頑張ってます。
――これから、どんなアナウンサーになっていきたいですか?
今は人生で一番と言っていいくらい幸せで、やりたいことができている状態なので、プラスアルファで何かをしたいというより、今やらせていただいている仕事を、もっともっと追求していきたいですね。
――プライベートでは?
ボトルシップを極めたいです! だから、上手な方に弟子入りしたいのですが、ボトルシップの世界って年齢層が高いのでネット上でのコミュニティーがほぼ無いんですね。どうやらリアルの世界では横の繋がりがあるみたいなんですけど、アクセスの方法がわからない(笑)。本も昭和55年頃以来、出版されてなくて、それをネットオークションで落として勉強しているのですが、わからないことがいろいろとあって……。今は、『Dr.STONE』に影響を受けて、機帆船の設計図を書いているところなんですよ。あとは、あんみつ道も極めたいですね。
これからも「なるようになるさ」精神で頑張りますので、よろしくお願いいたします!
取材・文/工藤菊香 撮影/神田豊秀
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