専門書は50年前のものしか存在しない!? フジテレビ渡邊渚アナの超マニアックな趣味とは?_2

就活は「なるようになるさ」精神だった

――アナウンサーになっていなかったら建築家になりたかったそうですが?

はい。高校生のときは、どちらに進むか迷っていました。建築や建物デザインもやりたい、でもアナウンサーという仕事にも魅力を感じる…。

――フジテレビのアナウンサーを受けようという決め手は何だったんでしょう?

人生を長い目で見たとき、新卒で挑戦すべきはアナウンサーのほうだと思ったんです。アナウンサーをやって、どうしても建築がやりたかったら再度挑戦できるれけど、逆は難しいだろうなと思いました。だったら、まずはアナウンサーにチャレンジしてみよう! と。もしかすると、こういう考え方は模型作りから来ているかもしれませんね。このパーツはあとからでも大丈夫だけど、これは絶対に最初じゃないとダメだという。

――その考え方は、今のお仕事にも活きている?

どうでしょうか(笑)。今のところ、まったく活きている感じはしないです。

――アナウンサーを目指すと決めてからは迷い無く?

いえいえ、迷いが出ることもありました。就活中ってどんどん視野が狭くなって、「もうこの企業しかない!」「ここがダメだったらどうしよう!?」という負のスパイラルに巻き込まれがちですよね。私も、アナウンサーなんて無理! と心が折れそうになったことがありました。でも、あるときふと「なるようになるさ」と思ったら吹っ切れたんです。人生は導かれているのだから、なるようになるさ、と。

――今就活中の人にアドバイスをするとしたら?

思い詰めず、広い視野で挑戦してほしいですね。「ここじゃなきゃ」ではなく「この仕事をやってみよう」くらいの気持ちで。それでもメンタルが折れそうになったら、ぜひ「なるようになるさ」と口に出してみてください(笑)。