認定団体には寄付だけなく、サポートも行っている

寄付先の団体の認定するためにはかなり時間と労力をかけている。年に1度、動物福祉をがんばっている団体にエントリーを募り、アニドネのリサーチャーボランティアが現地に出向き実際の活動状況を確認し、その後に外部の第三者委員なども交えて活動内容から経営状態までチェックし丁寧に認定の判断を行っていく。
認定期間は2年で更新時には再審査するようにして、活動がきちんと継続されているかもチェックをする。

「認定させていただく基準で大切な項目のひとつが、私たちが目指す『日本の動物福祉を共に世界トップレベルに』を一緒にがんばっていただけるかどうかです。
また、さまざまな団体の方と日々接しているので、それぞれが抱える問題点について、ある団体のいい取り組みを他の団体に紹介したり、多頭飼育されていた犬猫たちの保護から新たな飼い主への譲渡までをスムースにできるようなノウハウを提供したりするなど、寄付だけでなく、そういった支援もできるのがアニドネの強みだと思っています」

「日本の動物福祉を世界トップレベルに」を目指す、アニマル・ドネーションのAWGsの取り組み_3
認定団体の一つ「日本聴導犬推進協会」では、寄付金は候補犬の医療費に使われている

さらに緊急事態への寄付の立ち上げも行っている。例えば、ウクライナの動物支援ではいち早く動くことに。

「3月あたりからアニドネの支援者の皆さんや内部からも『自分たちにも何かできないか』という声をいただき、急遽支援チームを作りました。
ただし支援先は戦火に見舞われているので、情報を集めるのに苦労しました。人脈を頼りに2団体を選定し、寄付のスピードなどを考慮してYahoo!ネット募金に協力いただき支援基金を立ち上げました」