子どものやる気を上げるor下げる親の言葉とは?

――低学年の子どもがいるご家庭では、保護者が絵日記の宿題をみてあげるということも多いです。保護者の姿勢として望ましいもの、そうではないものはありますか。

絵日記を褒めるときは、具体的に褒めてあげるとよいですね。特に表現方法を褒めてあげるのは子どもの自信につながります。「このときにドキドキしたんだね」「いろんな色を使って描いていて素敵だね」と、どこがいいと思ったかを伝えてあげるといいのではないでしょうか。

気をつけたいのは、描き上げる前に修正させてしまうことです。子どもが絵を描いている途中に「もっとこうしたら」「そんな色じゃなかったよ」などと言ってしまうと、子どもはやる気をなくしてしまいます。最後まで描かせてあげてから「この色も使ってみるとどう?」とアドバイスするのがいいと思います。

特に低学年くらいの子どもだと、好きな色ばかりを使って描くことも多いです。好きな色は認めてあげつつ、「こんな色も使うともっと楽しい絵になるよ」と伝えてみてください。せっかくたくさんの色があるのですから、色を使って楽しく描くということを経験させてほしいですね。

 「夏休みの絵日記」が上手く見える3つのコツを“知育のカリスマ”に聞いた_4
あきやまかぜさぶろうの 夏休み 絵日記ドリル/講談社