【注意】このインタビューは、漫画『ゴールデンカムイ』の完全なネタバレを含みます。ご了承いただける方はお読みください。

(#2の続き)

連載の中で最も大切にしていたこと

――ところで、全く作中で差別や迫害について描いていないわけではありませんよね?
 
はい。おっしゃる通り、第1話にもその他にも描いています。
勿論、差別用語や、日本とロシアの都合で翻弄される少数民族たちのことなどを露悪的にはならぬよう、僕なりのアプローチで描きました。
そもそも和人からの迫害に対する蜂起のための軍資金である金塊を追うのが、この物語の縦筋ですからね。
とにかく描く上で大切にしたのは、「素晴らしいと感じたアイヌ文化をそのままポジティブに伝えよう」という点と、「和人もアイヌも同じ人間、善人も悪人もいるフェアな存在として描こう」という点でした。
それに、アンケート結果が反映されるシビアな大衆漫画誌の冒険活劇で、シリアスかつネガティブなものを描くことに終始して売れなかったら、アイヌ文化に触れるための入り口にすらなれないのですから。
言わずもがな、自分が一番面白いと思うものを描くということを一番大切にしていました。

――本作は冒険活劇であり、アイヌ文化への入り口でもありますが、人権活動とかアイヌ文化認知のために始めた漫画ではなかったということですね。

そうですね。もしそんな真面目な思想でしたら、「ふざけた乳首」とか描けませんよね。

ファンが最も気になる秘密のランキングを発表…野田サトル1万字インタビュー#3_1
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――「ふざけた乳首」はイヤイヤ描いていましたか? 温泉でのフリ〇ンバトルも、精〇探偵も、そんな真剣な想いが裏にあったと(笑)。

もちろんです。僕はそもそも上品な人間ですから。もうこれ以上、野暮な解説はいたしません。なぜなら読者の99.9999%は『ゴールデンカムイ』に出てくる美しい男たちの「秘密」に注目しているはずだからです。

――では、ここから99.9999%の読者の方たちが喜ぶキャラクターたちの「秘密」に関するお話を聞かせてください。

はい。以前、公式ファンブックに載せるために質問を募集したのですが、ものすごく大量にいただいたわけです。約2200通とか目を通したんですけれど、ほんとに一番多かったのは「全員のチ〇ポのランキングを教えてください」でした。
「スケベだなぁ」と思いましたね。


――ひとりにつき1回しか質問を許されていない貴重なチャンスにもかかわらず、一体何のためなんでしょうか?

わかりません。でも、その質問にも真剣に考えました。だってそれが大多数の読者の皆さんの望みだから。では、最新チン〇ランキング発表いたします。

牛山>谷垣>ボウタロウ>キロランケ>菊田>有古>家永>ヴァシリ>二瓶>稲妻>月島>鶴見

あとは似たりよったりですかね。杉元も尾形も宇佐美も土方も鯉登も平均チ〇ポです。
白石は彼らよりちょっと小さいです。

――公式ファンブック質問箱の野田先生の回答では「デカチン四天王」は谷垣、牛山、キロランケ、菊田でしたけれど、ボウタロウが躍り出てきましたね。有古イポㇷ゚テもたしかに大きそうです。うーん、これは興味深い…。

はい。ボウタロウは身長が高く手足もスラリと長いですから。スラリとしたチ〇ポなんです。単純なサイズというよりも、いいチ〇ポかどうかですね。