歌手の和田アキ子さんに「日本人の友達ができない」という悩みを相談するのは、モンゴルから日本に来て7年になるという33歳のモンゴル人の主婦。「遊びに来てといわれたので行ったらビックリされたことが」あるとのこと。和田さんは最初に「やっぱり自分から溶け込まなきゃ駄目だと思います。相手にわかってくれって要求するのは難しい」と言ったあとで、具体的な作戦を授けます。

〈まず日本語がうまく話せないんだったら、近所の八百屋さんにでも行って、自分からしゃべる。日本人って英語で話しかけられると弱いけど、外国人が日本語で話しかけてくると、優位に立った気分になるから(中略)急にやさしく接してくれるものよ。(中略)明日は銭湯に行ってみようとか、明日は病院、明日は魚屋、明日はお肉屋、用事はなくても明日はふとん屋とか。自分たちの国の生活にはない店にも行ってみる。興味があるだろうから、どんどん質問してみる〉
引用:和田アキ子著『アッコの愛の説教部屋 悩みに答える60の「啓示」』(PHP研究所、2004年刊)

相談者は相手の本心がわからないことに不安を抱いていますが、和田さんは「相手が本心かどうか考えない! 人間ってのは陰で何いってるかわかんないんだから、初めからそう思って付き合ってみたら?」と、力強いアドバイスを送ります。まずはきっかけがないと友達はできません。それは外国人でも日本人同士でも同じこと。自分が接し方を変えれば、周囲の反応は変わるでしょう。そして、自分が変わらない限り何も変わりません。

「友達ができない…」の悩みに蛭子能収らが驚愕の回答_3