『天使なんかじゃない』に憧れて生徒会に入った高校時代

また、展覧会初日の7月20日が32歳の誕生日だった横澤は、矢沢作品を「人生の1番大事な時期というか、青春時代にいろいろなことを学ばせていただいた、人生のバイブル」と称賛。

数ある作品の中でも『天使なんかじゃない』が大好きとのことで「主人公の翠ちゃんももちろん大好きなんですが、晃のカッコ良さがたまらないですよね。個人的にはタキガワマンも大好きなんです。それで、その2人がいる生徒会って最高だと思って、高校生の頃に生徒会に入り、翠と同じように副会長を務めました」と当時を振り返るも「最高に楽しかったのですが、晃もタキガワマンもいませんでしたね」と笑った。

横澤夏子「ひとりで見たら泣いちゃう」青春時代をともにある矢沢あい展覧会にて感無量_4

そんな、矢沢あい作品に影響を大きく受けた横澤だが、当時は作品を友人と語り合うだけでなく、作中に登場するフレーズを真似していたそう。

記者から当時マネしていたセリフについて問われると、『NANA』に登場する幸子が、意中の相手と一緒いる際に“わざと”終電を逃すテクニック……上目遣いで言う『わざとだよ?』をあざとく再現。

横澤夏子「ひとりで見たら泣いちゃう」青春時代をともにある矢沢あい展覧会にて感無量_5
全力で「わざとだよ?」を披露した横澤

しかし「ちなみに、私の『わざとだよ?』は全然成功はしませんでした。全然効き目がなかったですね」と苦い思い出を明かし、会場を笑わせた。