シャワーを浴びて即外出できるのも、浴場が1階に設けられているから?

衣・食・住・風呂・酒が揃って1泊2000円‼ 話題の『安心お宿』宿泊レポート_4
外出時には、財布におさまるカードを携帯。常に身軽でいられる

「ごはんにするか、お風呂にするか、それとも寝るか」。利用客が『安心お宿』へどんな目的を持って帰ってきても、まずやる行動はひとつ。1階の脱衣所、鍵付きロッカーへ荷物を預け「身軽になる」ことだ。

館内着に着替えてリラックスするもよし、PCだけを持ってフリースペースで仕事をするもよし。一旦シャワーを浴びるためだけに帰り、即外出することを面倒に思わないのも、『安心お宿』が駅近に所在しているからだろう。

日々の雑事を施設に任せたうえで、1日何回だって足を伸ばして風呂に入れるし、サウナで蒸される…ととのえる……。『安心お宿』は宿泊施設としての魅力もちろん、頑張る男性が自分の仕事だけに集中できることにも魅力があるのだろう。

中央線が館外を通過する音をききながら、サウナテントでぼんやりと筆者がそんなことを考えていたのは、滞在から3日が経ったころ。実は、今回の宿泊には「『安心お宿』で持ち込み仕事ができるかどうか」も、検証予定であったのだが……チェックインから3泊、筆者は自分に課していた仕事にまるで手をつけられていない。

衣・食・住・風呂・酒が揃って1泊2000円‼ 話題の『安心お宿』宿泊レポート_5
滞在中の筆者の朝食は基本的にごはん、みそ汁、生卵。これに納豆と缶詰を自分で持ち込んで、古き良き日本の朝食スタイルに

施設に散見できる行き届きすぎた配慮に甘え倒し、「安心」しきってしまう筆者のような利用客も珍しくない。