成毛的「フェイスブック」活用術
他にも、フェイスブックが貴重な情報源になる。学者や研究者のフェイスブックをフォローすると、正確で専門性が高いニュースをアップしてくれる。しかも無料でだ。彼らの知見がフィルターとなり、ネット上に溢れる無数の情報から余計な情報をカットし、網にかかった選りすぐりの情報にアクセスできる。
文系分野では、記者上がりの編集者系フェイスブックが役に立つ。
一例を挙げると、スローニュース代表取締役の諏尾傑氏、東京工業大学教授の柳瀬博一氏など。彼らは記者目線、編集者目線でファクトチェック済みの情報をアップするので、その価値判断を含め重宝している。
ちなみに、広報気取りで、ニュースサイトをひたすら引用する人には注意が必要だ。言葉は悪いが、おしゃべりな野次馬みたいなもので、役に立たないからである。
個人的な見解だが、上から目線の人もフォローしないほうが賢明だ。正当な批判ならいいが、上から目線の人は、概して論理的な説明を省いて「こうあるべきだ」「これぐらいわからないのか」という程度のことしか言わない。
すべてを知り尽くしているように書く人は、すでに探究心を失くしていると思っていい。最初の1行を読んだだけで「なんでこの人こんなに偉そうにしてるの?」と思った人をフォローから外すだけで、無駄な情報に時間を費やす必要がなくなる。