「被害届を取り下げてほしい」
呼び出しに応じて姿を見せたのは、中根容疑者だけだった。友人が振り返る。
「中根は首元などに刺青を入れていて、昔から『気に食わないやつをぶっ飛ばしました』『刺してやりました』と、よくワル自慢をしてくるやつでした。呼び出した際も最初はしらばっくれていましたが、話を詰めていくと、仕事の支払いをめぐる金のトラブルがあったということでした。
ただ、A側からは、借金をしていたわけでもないのに、いきなり金を払えと言われたと聞いていました。中根には『もともとAは同じ職場の仲間だったのではないか』『なぜその子が払うことになるのか』と言い聞かせました」
友人によると、中根容疑者はこの場で謝罪し、「被害届を取り下げてほしい」と求め、“半ベソ”をかいていたという。
Aさんの親族が見せてくれた写真には、砂浜でほほ笑む中根容疑者が写っていた。親族はかつて、中根容疑者を雇っていたとも明かす。当時の様子をこう話す。
「うちにいた頃は仕事も普通で真面目でしたし、人を殴るような力もありませんでした。暴走族や暴力団と絡んでいるという話も聞いたことがありません」
かつて雇っていた人物から、今度は身内が暴行を受けたと訴える親族は、被害届の取り下げには応じない意向だ。「警察には余罪もすべて徹底的に調べてほしいと思っています」と語った。
捜査関係者は集英社オンラインの取材に対して「余罪について捜査を進めているのは事実です」と述べた。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班













