「マフィアに狙われている」と親族に相談

親族によると、Aさんは中根容疑者らと共同で建設関連の仕事をしていたが、同社内で仕事の代金の未払いなどが重なり、資金繰りが悪化していたという。そうしたなか、今年の春ごろから、中根容疑者らに「仕事の金、約300万円を払え」などと要求されるようになった。

現場に停められた白い外車(写真/集英社オンライン)
現場に停められた白い外車(写真/集英社オンライン)

親族がAさんから被害を聞いたのは、今年8〜9月ごろのことだった。

「最初はAから『マフィアに狙われている』と聞いて、どういうことかと話を聞いたら、相手が中根容疑者とボニータ容疑者だったんです。Aは拉致されて佐倉市内の公園に連れ込まれ、太ももを刃物で2カ所刺されました。さらに胸のあたりを熱であぶられる暴行も受けて、ボロボロで帰ってきました。ボニータ容疑者が『やっちまおう』と誘い、中根容疑者と共に暴行したと聞いています。

一度は家に帰されたのですが、翌朝になるとまた『来い』と呼び出されて、1日中連れ回され、暴行を受けるという軟禁状態でした。最終的には『(親兄弟や家族を)さらうぞ』、『家を燃やすぞ、殺すぞ』と脅迫されるようになり、Aは警察に被害届を出しました」

ボニータ容疑者(写真/知人提供)
ボニータ容疑者(写真/知人提供)

金銭を要求されたのは、Aさんだけではなかったという。親族によると、Aさんの知人・Bさんも「仕事に影響がでた」と因縁をつけられ、車を売却して、その代金を中根容疑者側に渡すよう求められた。

家族にも危害が及ぶことを恐れたAさんの親族は、10月に入って“地元で顔がきく”友人に「助けてほしい」と相談した。この友人は以前から両容疑者と面識があり、中根容疑者が逮捕される直前の10月中旬、事情を聞くために2人を呼び出したという。