顔が似ているだけで、人生が変わった

──大谷選手のものまねを始めたきっかけを教えてください。

大谷似翔平さん(以下、同) 25歳から大阪を拠点に、企業のホームページや広告のモデルとして活動していました。転機となったのが、2023年のWBC開幕時、友達がインスタで僕のアカウントをメンションして、「大谷に似てる」と投稿したんです。

それをきっかけに、人生で初めて野球の試合をしっかり見てみたら「大谷選手ってかっこええやん」と素直に嬉しくなって。そこで、TikTokに「#大谷翔平」と付けて自分の動画を投稿したら、普段は1000回いけばいい方だった再生数が、一気に5000回まで伸びたんです。

──それはすごい。まさに大谷選手効果ですね。

次にエンゼルスの帽子をかぶった動画を投稿したら、再生回数が1万回に伸びたんです。さらに、バッティングセンターで撮影した動画は70万回再生を記録しました。それを機に、「ものまねグランプリ」や「ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ」にも出演させていただきました。

大谷選手に似せるため、3カ月で15キロ増量したという大谷似翔平さん
大谷選手に似せるため、3カ月で15キロ増量したという大谷似翔平さん
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──「細かすぎて」ではどんなネタを披露したんですか?

「山本申伸(もうしのぶ)」(山本由伸のそっくりさん)や「鈴木しっかり誠也」(鈴木誠也のそっくりさん)ら総勢20人のWBC軍団で出演し、グローブを投げたり、雄叫びを上げたりして優勝の瞬間を再現させていただきました。

──そこから、ものまねの仕事はどう増えていったんですか?

当時、WBCがかなり盛り上がっていたので、僕自身「この流れが半年続けばいい方かな」と軽い気持ちでいました。ニュース番組に“本人”として呼ばれてコメントする程度だったので、本格的にネタの練習とかもしてなかったんです。でも2年前に上京してからは仕事が一気に増えました。

──現在の仕事状況は?

イオンモールなどのイベントに呼んでいただき、写真撮影会を開催したり、台湾での始球式やプロ野球関連のイベントに参加したりしています。大谷選手に少しでも似せようと、3カ月で15キロ増量したんですけど、その影響でモデルの仕事はほとんど来なくなってしまい、今では仕事の9割がものまね芸です(笑)。