空き家に“ほぼ毎晩”ゴミ投棄、防犯カメラで男を特定
灘署が神戸市東灘区に住む会社員のA(57)を逮捕したのは10月19日。容疑は、9月4日と10日にそれぞれ、灘区内の民家の敷地内にゴミを捨てたというものだ。
「9月4日午前4時49分ごろに、おにぎりの包装紙5枚(計9.29グラム)を、10日午前0時18分ごろにお菓子やパンの包み紙3枚(計5.1グラム)を、それぞれ捨てた疑いです。この家は空き家で、Aは以前暮らしていた住民の男性Bさんと面識があったようで、『食品の包装紙等を家屋の駐車場等に捨てたことは間違いありません』と容疑を認めています」と兵庫県警は説明している。
捜査関係者は「これくらいの行為で逮捕するのかと聞かれそうですが、7月くらいから(ゴミ)投棄が連日のように執拗に行われたとみられます。9月に投棄を確認し、逮捕しました」と説明する。ただ、ゴミ捨てはもっと前から行なわれていたと周辺住民が証言した。
「ゴミが出始めたのは7月からなんてもんやない、半年以上前からやったと思いますよ。
実はBさんは1年くらい前に急に亡くなって、その後あのお宅はご遺族が時々来るけれども空き家になっていたんです。ゴミ捨てはBさんが亡くなった後に始まったはずで、玄関前の駐車スペースから風で舞ったりしていたのでゴミばさみで拾って回りました。ゴミが何かって? しょうもない、ピラピラしたパンの袋とかばっかりでしたよ」(周辺住民)
結局、灘署の捜査によってAが特定された。別の捜査関係者が事情を話す。
「無人のBさん宅の玄関前で誰かが菓子などを食べているんじゃないかと気味悪がる声が出て、灘署に相談があったんです。そこで灘署から『防犯カメラを付けたり、ゴミを捨てるなという張り紙をしたりしたらどうですか』と言われた遺族が防犯カメラを付けると、ほとんど毎晩のように原付に乗ってきて玄関にゴミを投げつけている男が映っていたんです。
遺族が付けた防犯カメラには原付のナンバーが映っていなかったので、今度は灘署が乗り出して別の角度から撮影できるようにカメラを別に設置し、そこにとらえられたナンバーでAを割り出しました。結局、逮捕容疑は9月の2回だけですが、余罪がかなりある疑いがあります」(捜査関係者)













