ちゃんみなも接触事故…電動キックボードの安全性懸念の中で新たな試みも

10月19日、東京都渋谷区で歌手でラッパーのちゃんみなが運転する乗用車が、停車中の電動キックボードとトラックに接触する事故が発生した。

けが人はなく、ちゃんみなは22日、自身のXで事故について謝罪するとともに、「飲酒運転も薬物使用も逃走も、ながら運転も一切していません」と憶測を否定。「事実ではないことまで認めるつもりはありません」と強調した。

11月11日に配信開始となる、ちゃんみなのニューアルバム『LEGEND』のアートワーク(画像/本人SNSより)
11月11日に配信開始となる、ちゃんみなのニューアルバム『LEGEND』のアートワーク(画像/本人SNSより)
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今回の事故で電動キックボード側に過失があったと確認されたわけではないが、電動キックボードを巡っては死亡事故や交通違反など、安全性が社会問題となっている。

一方、神奈川県相模原市では10月21日から、電動キックボードをごみ収集作業に活用する全国初の実証実験が始まった。作業員の高齢化や人手不足という課題を抱える現場で、電動キックボードの新たな可能性が模索されている。

電動キックボードを巡っては、2023年7月1日に改正道路交通法の関連規定が施行され、一定の基準を満たす車両が「特定小型原動機付自転車」に分類されるようになった。

16歳以上なら運転免許は不要で、車両の構造上の最高速度は時速20キロ以下。ヘルメットの着用は努力義務となっている。一方、信号や一時停止などの交通ルールを守る必要があり、原則として車道を通行する乗り物だ。

しかし、制度開始後には事故も相次いだ。

2026年6月2日夜には、東京都北区の交差点で電動キックボードの利用者が軽貨物車と衝突して死亡する事故が発生。2023年7月の制度施行以降、東京都内の公道で特定小型原動機付自転車が関係する初の死亡事故となった。

警察庁の資料によると、特定小型原動機付自転車が関係する交通事故は、制度施行後の1年間(2023年7月~2024年6月)の219件から、次の1年間(2024年7月~2025年6月)には367件となり、148件増加した。

電動キックボードは車体が小さく、車道では自動車との速度差が生じやすい。転倒や衝突の際には運転者の体が外部にさらされていることも危険要因となり得る。

もっとも、事故の原因はさまざまであり、電動キックボードの利用者だけでなく、自動車側の安全確認や道路環境の整備も重要になる。こうした交通安全上の課題を抱える一方、電動キックボードには、短い距離を手軽に移動できるという利点もある。