出雲、全日本は「優勝のチャンス」 箱根に足りないものとは
――先ほどのお話にあった、箱根にエントリーできる16番目のラインは、昨季でいえば何番目くらいなのでしょうか。
今季の16番目が昨季の10番目、11番目ぐらいかなと思います。箱根を走れるかどうかのラインですね。
ただ、去年のチームは箱根4位のチームなので、そのレベルの選手がメンバーに入ってくるようでは、今季も優勝はできません。そこは選手たちにも言っています。
それに、紋別合宿(8月下旬から9月上旬)では良い練習ができたのですが、その後の菅平合宿(9月中旬)ではちょっと崩れてしまった選手がいました。標高が高い中で実力を試す練習をやったら、それができたのが3、4人だけでした。
遠征に行っていた選手たちを入れたら10人に満たないので、現状では出雲と全日本は戦えても、箱根では戦えません。どんな条件でもきっちり走れる選手が10人そろわないと箱根で優勝はできないよねっていう話はしています。
――今季は、花田監督に駅伝シーズンの目標をうかがうと「優勝を目指す」とはおっしゃっていましたが、一方で「夏を越えてみないと、目標値は決まらない」とも話していました。実際に、この夏を越えて、具体的な目標を立てられたのでしょうか。
出雲と全日本に関しては、優勝するチャンスはあると思います。ただ、現状では箱根に関しては、まだまだ非常に厳しいと思っています。
11月中旬から12月上旬にもう1回ボリュームのある練習に取り組む期間があるので、箱根に向けてはそこでどれぐらいできるか、ですね。
去年、そこでしっかり練習をやって箱根を走った選手が何人かいるので、その期間を越えて、またチームの状況は変わってくると思います。
うまく並べれば、現状でも、先頭に立つ場面もあると思いますし、ひょっとしたら往路は勝つかもしれません。でも、最後に勝てるかというと、まだそこは読めません。
――昨季の駅伝では「先頭の景色を見る」ことを目標に掲げて、実際に、3つの駅伝全てで先頭に立つ場面がありました。そういう意味では、現実的に達成できる目標を立てながら、一段一段上がっているという感じでしょうか。
そうですね。ここに至るまでの個人の試合もそうでしたが、これから迎える出雲、全日本の結果も大事になります。そこで思った通りの走りをして勝てると、チームに勢いが出てくると思います。
――やはり勝つ経験が大事ですね。
やっぱり一度勝つと、“負けられない”という気持ちが芽生えますからね。













