では、やりたいことは会社でできる?
つまり学生の皆さんに伝えたいのは、「自分は何者か」ではなく、「その会社で何をしたいか」から考えるべきだということ。
そう考えると自己PRと志望動機がバラバラな2つの話ではなく、「この人はこの会社でこのように活躍する」という一本のストーリーになるはずです。
面接官が大勢の学生さんと話していても、「仕事でサッカーに関わりたくて、そのためにこの力を磨いてきました」という筋が通っていれば、“サッカーが好きな人”として印象に残ります。
きっと私もそうだったのだろうと思います。
そうすることで単なる自己紹介ではなく自己提案になっていますよね。
今まさに会社が求めていたことを支えてくれそうな人がいたら助かるはず!
「私は、あなたの会社のためにこんなことができますよ〜」と提案する機会が、就職活動における面接だと思うと肩の荷が少し下りるのではないでしょうか? 仮に面接に落ちても、会社がいま欲しい人材じゃなかっただけだと思えれば、あなたが全否定された訳ではないと思えますよね。
ここまで私の就活論を偉そうに語ってしまいましたが…、いざ就職してから「やりたいこと」が思い通りにやれるとは限りません。
私も入社1年目に担当させてもらった番組は『報道ステーション』の気象情報でした。正直、身に余る大役で震えたことをよく覚えています。
緊張感のある生放送のスタジオで気象情報をお伝えするという仕事を私が担当して良いのだろうか…という不安と共に毎週放送を迎えていました。
気象予報士の方や、スタッフのみなさんにゼロから丁寧に教えてもらい、とにかく食らいついて……
その時は目の前の仕事をミスなくすることに一生懸命で、毎日が刺激的で本当に楽しかったので、自分がやりたかった仕事とは違うのに……なんてひとつも思いませんでした。
けれど不思議なもので、目の前の仕事をとにかく頑張っていると、少しずつ「本当にやりたかった仕事」に近づいていく瞬間があると思うのです。













