真っ向からイジられていく粗品

その後も、粗品がイジられまくるのだが、「粗品見てて、3人の様子見てたら、やっぱり上島さんのことも頭に。上島劇場を久しぶりに見たい」と有吉が振って、自然な形で、上島の名場面をしっかり挟むのが心憎い。

やはりこの企画は、上島竜兵さんの存在があってこそ、なのだ。

そして、「新生ダチョウ倶楽部のギャグ会議」ということで、新しいギャグの実演にも、最初は嫌がる素振りを見せながらも、まったく“スカす”ことなく参加する粗品。

粗品の受け身の凄まじさ、可愛げを堪能できた回だった。

中田カウスは、「よしもと粗品劇場」スタートの会見で「粗品という芸人は、芸人が持っとかなければいけない才能というか素質と言いますかね、狂気と愛嬌、これ2つとも持っております。狂気と愛嬌、これがぶつかり合って化学反応を起こして、こういうスタイルの芸人が誕生するのではないのかと、僕は最近思っております」と評していた(「オリコンニュース」2026年5月18日)。

大御所からも大絶賛される粗品 (C)産経新聞社
大御所からも大絶賛される粗品 (C)産経新聞社
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狂気的に自身の笑いを追求しつつ、年に1回、それをぶっ壊すように先輩たちにイジられまくる。それを厭わないからこそ、粗品は強い。

文/戸部田誠(てれびのスキマ)