涙を見せ謝罪をした“主犯格”とされる男

「俺は殺していないです。亡くなったなら、誰かが“トドメ”を刺したんだろうと思いました」

15日の被告人質問で、川口被告は被害者が亡くなった時の心境について問われると、そう答えた。

事件を巡り起訴されたのは、長谷さんの交際相手の八木原亜麻被告(当時20)とその友人の川村被告(当時20)、当時18歳の元アルバイトの川口侑斗被告、同じく当時18歳の元高校生・瀧澤海裕被告、そして当時17歳、16歳だった少年2人の計6人。

このうち5月から札幌地裁で行われてきた3名の判決が6月25日に下され、川村被告には懲役30年、瀧澤被告には懲役20年、16歳の少年Dには懲役9年以上13年以下の不定期刑がそれぞれ下された。

「裁判では、長谷さんに対する2時間にも及ぶ執拗な暴行の一部始終や、現金やクレジットカードを奪い取った後に全裸の長谷さんを放置してラーメンを食べに行った被告らの異様な行動が明かされた。強盗致死罪は原則、死刑か無期懲役と定められている極めて重い罪。

検察は『自分の意思で暴行し、責任は軽微ではない』と主張したが、いずれも主導的な立場ではなく、死への寄与が限定的であるなどとして有期刑の判決となった」(社会部記者)

長谷さんが暴行された現場(撮影/集英社オンライン)
長谷さんが暴行された現場(撮影/集英社オンライン)
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このうち瀧澤被告と少年Dについては検察側、弁護側ともに控訴せず、刑が確定。一方、川村被告は7月9日に判決を不服として控訴。無期懲役を求刑していた検察側も同日に控訴している。

こうした状況の中で始まった“主犯格”とされる川口被告の裁判。5月26日に行われた川村被告らの第2回公判では川口被告が入廷するも、「宣誓はしません。もう少しで自分の裁判があるからです」と宣誓・証言を拒否していただけに、何を語るかに注目が集まっていた。

「13日の初公判で川口被告は検察の起訴内容を認めたうえで、『本当にひどいことをしました。申し訳ありません。この裁判で正直に話します』と謝罪。起訴内容が読み上げられる場面では、時折涙をぬぐう仕草も見せていた」(同前)