有名神社だから、神様がいるとは限らない
人気のある神社では、参拝するために長い行列ができることがあります。最近では、参拝の列とは別に、SNSに投稿する写真を撮るための列ができることさえあります。
そうした光景を見ると、
「これほど多くの人が訪れるのだから、きっと強い神様がいるのだろう」
と考えるかもしれません。
ですが、参拝者の数や知名度と、神様がいるかどうかは別の問題です。
長い歴史を持つ有名神社であっても、神様がいないことはあります。反対に、人がほとんど訪れない山中の小さな神社や、少し荒れた無人神社に、神様がきちんと鎮座していることもあります。
あなたの住む町にある目立たない神社のほうが、全国的に知られた有名神社よりも、神様とつながりやすいということも珍しくありません。
つまり、有名だからよい神社、無名だから悪い神社、という単純な見方は当てはまらないのです。
神様がいる神社を探すときに注意したいのが、「思い込み」です。
たとえば、薬としての有効成分を含まないものでも、「これは効く薬だ」と信じて飲むことで、実際に症状が改善することがあります。反対に、副作用が起きると思い込むことで、本当に体調の変化を感じる場合もあります。
神社でも、これと似たことが起こります。
「有名神社なのだから、すごい力があるはずだ」
「多くの人がご利益を感じているのだから、ここは間違いない」
そう信じ込んでしまうと、目の前の神社に対して自分が抱いた感覚を、正しく受け取れなくなります。
まずは、「有名神社には必ず強い神様がいる」という先入観を手放すこと。それが、神社を見極めるための出発点です。













